先週、横浜から帰って来て早々にこのカウンターの仕事にかかった。アフリカ産のイゾンベを使うのはこれが初めて。最初に見た時に飲み助でもある私の直感で、これはウイスキーに合うと思ったから使ってみる事にした。
10メーター物であったイゾンベを半分に切り工場に持ち帰り。搬入までに工場で仕上げ650ミリのカウンター用に700ミリで耳(木の端)を落とし継ぎ手の墨と裏から四分のボルトで締められる様にと、フタが出来る様に溝だけ彫っておいた。
バーはお初天神横の路地の二階に有る、8メーター近く有るカウンターを二分割して二階に上げるのだが、事前のシュミレーションで入る事は分かっていたが比重が0.8近く有りかなり重たく大変な事だった。

二階に上げて午後から現場での作業。墨通りに大丸のこで切り込みほぼバッチリかみ合った。ノミで調節した後、12ミリのコンパネを使い向かいざねで高さを合わせ、二液製のウレタンボンドで接着してボルト4本で閉め込んだ。切り込みの斜めの部分は二枚の板が吸い込む様にした為でした。

接着剤が乾いた後、切り落としを墨つぼでラインん出しし、写真の様な大丸のこのガイドをラインに合わせクランプし、カウンターの木場を切り落とした、最終的に650ミリにする。

このイゾンベと言う木は、暴れが少ない木で製材された状態で結構平のままだった。しかし切り落とした小口は必ずワックスかボンドで息を止めないと割れがすぐに入りそうな所も有る。
結局仕上げは、荒削り、中削り、仕上げと三回手で削り仕上げた、鉋の台は短めのものを使った。鉋の線が出ない様にあらかじめ刃の角は丸めておき、台も口を締め直しておいた。
イゾンベは木目が交互している所も有るが逆目で刃が食い込む事はなかった。しかし木自体が堅い為に650ミリの幅の板を削るのに1メートルも刃は持たなかった。使用した鉋の刃持ちが悪買ったのかもしれないが、十分に裏だけは出していたが鉋の調子が出て来たのは三回目の仕上げ当たりからだった。最後の削りは手で鉋の線を消しながらの作業で仕上げた。

12/11/07
Category :バー・スツール Project : 大阪梅田お初天神前 Bar Inspire
バーのスツールを12脚作っています、同じく材料はアフリカ産のイゾンベ。カウンターでせんど削ったのでこの木の堅さや癖は大体分かった。癖はあまりないがこの手の木はイペやアイアンウッドなどもそうだが板目が交互に成っている。削るとツヤの出る所と出ない所が交互に有るのが特徴だが、まだ扱いやすい。
帰国して初めての本格的な椅子作りに成る。いわば私にとっては大阪デビューとも言えるこの作品には、今まで経験した事を思う存分に生かしこれから仕事が得られる様にと願いを込めての作業に成る

刻む前に三つ目のサンプルを作る、主にプロポーションと角度と材料の確認の為に。裾広がりのベルボトムの様な形を表したい、これはお客さんのイメージから来たアイデアで全体的に直線で表す。座面には革を使い背もたれは低く、尻の当たりに当たる程度にした。寄っかかられて後ろに倒れない為に、後ろに加重が掛かってもあまり傾かない様に全体的に後ろに足をつけ、しっかり足の角度を付ける。座面には水平にし、姿勢が前を向く様にした。
12脚の注文だが13脚作り、一脚は切り込みをする前のテストとして組み合わせを見ながら良ければ機械をセットし12脚分切り込む。12脚と言っても二つある部分は24個、4つ有る部分は48個作らなくては成らない。